猫達を救う犬
ニューヨークのシェルターで運命の出会い
英語では、仲が悪いことを「fight like cats and dogs(犬と猫のようにけんかする)」と表現することがあります。日本流に言えば「犬猿の仲」でしょうか。でも、こんなことはジニーには当てはまりません。「猫達を救う犬」で世界的に有名なジニーは、もともと自分自身もニューヨークのロングビーチでフィリップゴンザレスに命を救われた犬でした。ジニーは2005年8月25日にその17年の生涯を終えるまで、実に1000頭以上の猫を救いました。ジニーはその生涯を通じて猫を愛し、また猫もジニーを愛しました。
フィリップゴンザレスは、作業中の大事故により、危うく片腕を失いそうになるほどの大怪我を負いました。仕事も失い落ち込んでいたところ、彼の隣に住む Sheilah Harrisに、犬を飼うように薦められました。彼女は犬が彼の心を癒してくれると考えたからでした。ゴンザレスはしぶしぶ承諾し、近くのアニマルシェルターに行きました。そこで、ジニーとの運命の出会いを果たしたのでした。ゴンザレスはジニーと出会うきっかけを作ってくれたSheilah Harrisに心から感謝しています。
最初のレスキュー
最初の猫のレスキューはジニーがまだ若いときで、パイプの中に閉じ込められていた5匹の子猫を見つけたことでした。ある日、ジニーとゴンザレスが散歩中、建設中のビルのそばを通りかかりました。突然、ジニーが吠えて、そのビルの2階ににかけこんでゆきました。ゴンザレスが追いつくと、ジニーは必死にパイプを押し倒そうとしていました。そして、ついに倒れたプラスチック製のパイプの中には、5匹の子猫が閉じ込められていたのです。生後3週間くらいでした。誰かがそこに捨てたに違いない、とゴンザレスは思いました。
ジニーはパイプだけでなく、ゴミ箱、割れたガラスが詰め込まれた箱、車のダッシュボックス、泥の中に埋まっていた猫、井戸の中に閉じ込められた猫、嵐で水かさの増した下水にはまった猫など、ありとあらゆるところで助けの必要な猫を救いました。また、その多くは獣医師の手当てが急務の、死と隣り合わせになった猫たちでした。ジニーは瀕死の猫を救うためにはどんなことでもしました。最初、ゴンザレスは偶然の出来事と思っていましたが、その後、それが偶然でないことをジニーは実証しました。
ジニー、人間も救う
二人がダウンタウンを散歩していたとき、ひとりの男性が、交通量の多い交差点を突然、赤信号で渡り始めました。ジニーは激しく吠え始め、男性はその声のする方に引き返しました。近くに来た男性を見て、初めてゴンザレスはその男性が盲目であることに気がつきました。
この世に遣わされた天使
ゴンザレスは、よく、ジニーを天使だと思うかどうか聞かれることがあります。ゴンザレスはジニーは神様が猫を助けるためにこの世に送り出した天使と考えて疑いません。ジニーは、今では「ロングビーチの聖ジニー」と敬愛を込めて呼ばれています。
今も続く助けを必要とする猫の救出活動「ジニー基金」について
ゴンザレスは、ジニーが救った猫のケアを行う目的で、ジニー基金を設立しました。救出される猫のほとんどは野良猫で、シェルターおよびフードが必要です。中には瀕死の状態で救助され、即刻入院が必要ことも少なくありません。ゴンザレスは救った猫たちすべてに不妊・去勢手術を受けさせています。これらの膨大な費用を捻出するために「ジニー基金」が設立されました。インターネットを通じて、寄付を送ることができます。www.ginnyfanclub.com
このサイトの左側にあるGinny Fund Donation というリンクをクリックしてください。または、国際為替を郵便で直接送って支援することもできます。
Ginny Fund 住所:PO Box 967, Long Beach, New York 11561 電話: (516) 872-5970.
もっとジニーのことが知りたい方へ
ジニーの活躍をつづった本「原題:Ginny, The Dog Who Rescues Cats」は、ベストセラーになり、日本語を始め、イタリア語、ヘブライ語など数多くの言語に訳されています。以下、ご興味のある方はぜひ、お読みになってみてください。
ジニーの深い愛情と勇気ある行動が、今後多くの人間に受け継がれて行くことを願ってやみません。ジニーの魂は永遠に生き続け、私たちを通じ、かわいそうな動物たちに手を差し伸べることでしょう。
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